2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.02(START-60km)
2013年 07月 05日
いよいよスタート。
長い長い一日が始まる。
STARTまでは、00:02:27のロス。
ちなみに、今回の目標は、「初めてのウルトラなので、まずは完走!!」
とはいえ、タイムも決めておいた方がペース配分も作れるので、
PLAN-A:サブ11(上出来なケース)
PLAN-B:サブ12(まぁこんなもん?なケース)
を設定してLAP表を作成し、レースに臨んだ。
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朝5:00スタートだというのに、沿道にはエールを送ってくださる方々が沢山いて、とてもありがたい。
酪農家の前では、牛さんたちも「モォ~♪」と大きなエールをくれてランナー一同盛り上がる。
スタート前にしっかり済ませたはずなのに、やはり緊張からか、妙にトイレに行きたくなる(これはフルでも同じ)
我慢できず、7km地点くらいでトイレ。
序盤だし、さすがに行列で3-4分はロス。
(この後、15kmに1回くらいの頻度でトイレへ)
序盤から中盤にかけて、立ちションする輩を多数目撃。
トイレに並べば時間は大幅ロスするし、早くスッキリしたいし、という気持ちは分かるが、マナー違反だからマジ止めて欲しいね。
大多数のランナーがマナーを守り楽しく走っているのに、ほんの数%の一部のランナーのマナー違反のせいで、ランナー全員がそういう人たちって目で見られる可能性も十分にあるのだから。
●START-10km
・LAP 01:03:23
・SPLIT 01:05:50(6月30日 6:05)
序盤は6:00/kmのペースで行こうと思っていたので、まずまずなスタート。
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10km過ぎの緑の中で一枚。
すると、ここでサプライズ。
後ろから突然声を掛けられる。
「あのー、すいません。LEGOさんじゃないですか?」
マジびっくり!!
どうやら、俺のブログを読んでくれている方らしく、さっきの写真を撮っていた姿と俺のシューズを見て、LEGOではないか?と思ってくれたらしい。
俺と同じく横浜から参加のMさん。
背中に「ウルトラ1年生よこはま」と手作り感満載の可愛いフェルトの刺繍が目立っていたので、俺もちょいちょい気になっていたんだよね。
トイレに並ぶ前に抜かして、トイレ中に抜かされ、トイレ後に抜かして、写真撮影中に抜かされ、写真撮影後にまた抜いて…
てな具合で「ウルトラ1年生よこはま」の後ろ姿は、3回見ていたので。
孤独で走っていたので、話しかけてくれて本当に嬉しかった♪
サロマのゴールを目指すという共通の目的、それから横浜在住という共通点もあり、なんだか心強い仲間を得た気分。
すごく元気を頂いた。
2-3分会話を楽しみながら並走。
その後、各々のペースもあるので、「ウルトラ1年生同士お互い頑張りましょう!!」と約束し、Mさんとお別れ。
きっと、そのうち本ブログを覗いてくれることに期待。
●10-20km
・LAP 00:58:45
・SPLIT 02:04:35(6月30日 7:04)
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美しい足、美しいフォーム、そしていつも笑顔なのが素敵すぎる。
●20-30km
・LAP 00:56:12
・SPLIT 03:00:47(6月30日 8:00)
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スタート時は肌寒かったのに、気温がぐんぐん上がり始める。
基本、直射日光の中を走っているので、体力消耗が進む。
30kmを過ぎると、フルマラソンのいわゆる「30kmの壁」にぶち当たる。
いつもよりペース遅めなのに、壁はあの壁とまったく同じ感覚で、分厚く重い。
脚があがらなくなり、一気にガス欠状態に陥る。
練習での最長距離は30kmだったので、こういう結果になっちゃうんだろうなーと反省。
やばい、俺の体力ゲージは残り10%、ゲームだったら、もう点滅状態。
早くもピンチ!!つか、早すぎるだろ。
そんな折、35kmのエイドで救世主登場。
アンパンっす!!
ガス欠状態だったので、むしゃぶりつく。
1個じゃな足りなかったので、2個頂く。
これで、体力ゲージがちょっと回復。
やっぱり凄いぜ、アンパンマン。
アンパンマンマーチが脳裏をよぎる。
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そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!
今を生きることで 熱いこころ燃える だから君はいくんだほほえんで
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いい歌だ♪
●30-40km
・LAP 01:04:13
・SPLIT 04:05:00(6月30日 9:05)
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41km地点の坂を上ると、湖畔のフラットで景色の良い道へ。
42.195km地点(月見ヶ浜)に到着。
しかも、ほとんど余力なし状態。
結構時間かかるのね、と描いていたタイムとのGAPにちょっとだけ凹む。
でも、やっぱりココで記念撮影イェイ!!
ココから先は未知の世界。ドキドキ、というか恐怖。
未知なる世界は、果たして天国なのか地獄なのか?
残り体力ゲージ10%くらいで、残り58kmを走りきれるのか?
疲労具合を考えると、かなり具体的な地獄絵図が描けちゃったんだけど…
●40-50km
・LAP 01:04:49
・SPLIT 05:09:49(6月30日 10:09)
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50km参加の妻、妹、義弟は佐呂間町100年広場から10:00スタート。
「お、向こうも遂に始動したな、どこで合流できるかな?」と思いながら走る。
というか、この頃になると、エイドの後は暫く歩く。
疲労を溜め込みながらも、なんとか54.5km地点のレストステーション(ホテルグランティア)に到着。
(6月30日 10:45)
ココで事前に運んでもらった自分の袋を受け取る。
ウェアを着替えリフレッシュ。
エイドのおにぎりを頬張ばる。塩味が超美味い。
レモンをかじる。それほど酸っぱさを感じない。疲労のせい?
黒糖もかじる。これもまた美味。
その他自前のエネルギージェルやアミノ酸粉末等を流し込み、エネルギー補充、体力回復に努める。
エアーサロンパスで筋肉を冷やし、揉んではコリをほぐす。
妻や応援の両親に、現地点と自己の状況を連絡。
両親が61km地点で待っているとのこと。
椅子があったので、座って休憩。
「ふう~」と全身の力が抜け、地球に全身が持っていかれる。
座れば座るほどに、足元から根が張り、やがては幹になっていくような感覚。
やばい、やばい、このままでは立ち上がれなくなってしまう。
後ろ髪を強烈に引かれる思いだが、重すぎる腰をようやく上げる。
ココでの休憩は25分くらいかな。
レストステーションを出ての第一歩が重い、重すぎる。
脚が全然上がらない。足底はすごく痛い。
その後もスピードは一向に上がらず明らかにペースダウン。
★ポイント★
レストステーションでは座り込まない方がいいかも。
これまでの血流のいい流れが止まっちゃうので、レスト後にペース回復できなくなってしまう。
●50-60km
・LAP 01:40:00
・SPLIT 06:49:49(6月30日 11:49)
なんとか60km地点に到着。
60kmのエイドは良かった。
地元の女子中学生の「がんばってくださーい!!」の甲高い声に随分と励まされる。
どのエイドでもみんな一生懸命に応援してくれるんだけど、ココのエイドは一際元気が良く、その健気さにちょっと泣きそうになってしまった。
元気をくれて、ありがとう、オジサン頑張るよ。
込み上げる思いを胸にまたゆっくりと走り出す。
61km地点には両親も待っている。
ここからが後半戦。
続きは次回へ。
■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.01(前日-START)
■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.03(60km-90km)
■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.04(90km-FINISH)