2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.04(90km-FINISH) sanpo

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90kmを通過し、残すはいよいよ10km
ワッカの折り返し地点(=89km)を過ぎると、オホーツクからの冷たい北東風をモロに正面から受け、体が冷える。
この日は最高気温27℃と暑い日だったので特に問題なかったが、場合によっては、ココでの寒さ対策が必要かもしれない。
ちなみに、俺はアームカバーを持って走っていた。(今回使うには至らなかったが)

★ポイント★
レース後半は体が冷える事もあるので、寒さ対策も必要。

ワッカ原生花園は本当に美しい。



オレンジのエゾスカシユリがすごく綺麗だ。
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辛い、辛い、地獄だと思っていたこのレース、オホーツクの美しい景色、美しい花々に囲まれ、やっと天国への階段を昇り始める。

ワッカの森も復路は下り坂になるので、前に進むのもちょっと楽。

ラスト2kmちょい、平坦の道をゆっくりと走る。
平坦なのが、もうすぐゴールだと思わせてくれる。
あんなに「なげーよ…」と思っていたゴールがいざ近づいてくると、「もう終わってしまうのか」とちょっと寂しい気持ちにもなる。

ラスト1.2km、442号と238号(オホーツク街道)がぶつかる丁字路で、遂に発見。
50km組の妻・妹・義弟と合流!!!!
どうやら、歩きながらゆっくりと進み、俺の到着を待ってくれていた模様。

やっぱり、合流できると嬉しい。
200m歩かせてもらい、ラスト1kmを切り、最後の力を振り絞り走りだす。
4人で走っているからか、これまでに比べると足取りも軽い。
ゴールに近くなるにつれて、沿道の応援の数が増える。
みんな「おかえりー!!」と声を掛けてくれる。

すごく温かい気持ちになり、もう頭の中は『栄光の架け橋』が流れ始める。
=====
誰にも見せない泪(ナミダ)があった
人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んで来た道だ
あの時想い描いた夢の途中に今も
何度も何度もあきらめかけた夢の途中

いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと…
=====

孤独で走っていると思ったけど、実はそうじゃない。
妻・妹・義弟が待っていてくれたし、ゴールには両親も待っている。
埼玉では伯母たちが「ランナーズアップデート」でチェックしてくれている。
会社の上司・先輩・部下・同僚は快く送り出してくれた。
沿道からは、見ず知らずの俺たちに「おかえり」と沢山の方が呼びかけてくれる。
色んな人に支えられているんだねぇ。

ラスト50mの曲がり角、「がんばれ」、「おかえり」の大声援に囲まれ、胸が熱くなる。
やべー、泣いちゃうじゃないか。

大声援を曲がると直線50m
FINISHの文字が煌々と輝いて見える。

4人で手を繋ぎ、遂に遂に、感動のFINISH!!
100km完走!!!!!
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ゴール後は両親やプロのカメラマンの前で記念撮影。
達成感溢れるドヤ顔。
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走ることについて、小説『スパイクス』(著者あさのあつこ)の解説にて、三浦しをんがこんな風に語っている。
=====
走ること、特に長距離を題材に小説を書くと、なぜか「生きること」を問う展開になっていく。道具を使わず、ひたすら足を交互にまえに運ぶ、きわめて原始的なスポーツだからだろう。
生そのもののように、原始的なスポーツであるがゆえに、長距離は人間の持つ美と善、弱さや強さをむきだしにする。原始的とはつまり、根源的な快楽と背中あわせだということだ。苦しみに耐え、自身と対話しながら、毎日黙々と走り続ける。周囲のひとの愛や羨望を背負って。負荷をかけ、体をまえへ運びつづけると、そのうち恍惚の瞬間が訪れる。善を希求する快楽と同時に、悪に堕する快楽にも、最接近する。そのぎりぎりのスリルを味わいたくて、中毒のようにまた走る。
ときに崇高なまでにうつくしい行いをすることもあれば、ときに信じがたいほど残酷に振舞うこともある。人間という生き物の営みと、長距離というスポーツが目指し表現する境地とは、ぴたりと重なる。
=====
ウルトラマラソンを走るとすごく共感できる。

憧れのサロマンブルーまであと9回。
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先は長いが、いつかは…

宿に戻って、ひとっ風呂浴びて、4日ぶりのビール解禁!!!!!!!!!!
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100km走った後のビールは、美味いぜ。
人生で一番おいしいビールだったな。
疲労と達成感でお腹いっぱいって事もあり、たった2杯で超睡魔が襲ってきたので、意外と早々に引き揚げちゃったけど。

このレースを走る前日、スタート地点(湧別総合体育館)の受付の垂れ幕に
「サロマ湖の100kmは、ドラマだ。」
って書いてあったんだけど、本当にそうだなーと実感。

簡単なこんな表でも、俺の中ではあの時はあの地点はと思い出すことがいっぱい。
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4人でゴールできたサロマ。
本当にいい思い出となったサロマ。

走っている時は超辛い、しんどい、なげー、と思っていて、一回やればもういいかな?なんて思っていたけれど、時が経てば経つほどに、こうやって書けば書くほどに、

やっぱり来年も走りたい。

(以上、長編にわたるサロマ完走記にお付き合い頂きありがとうございました。)

■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.01(前日-START)
■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.02(START-60km)
■2013.06.30 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.03(60km-90km)
Commented by teru at 2013-07-12 00:14 x
コメント遅くなり申し訳ありません。

完走、本当におめでとうございます!初出場で完走するなんて素晴らしい!

そして、感動的なBlogエントリーでした!ありがとうございます。

もう私の中ではサロマ湖ウルトラマラソン、「出場しろ!」って渦巻いております。
Commented by LEGO-Yokohama at 2013-07-13 13:11
>teruさん、こんにちは。
コメント頂きありがとうございます。
纏まりの欠けた長い記事になってしまいましたが、読んで頂き光栄デス。
それでは、来年サロマでお待ちしております(笑)
あ、その前に湘南国際がありますね。
by LEGO-Yokohama | 2013-07-08 05:38 | いいSAROMA | Comments(2)

横浜を中心に「いい店」、「いい風景」をご紹介! その他、徒然なるまま感性の赴くままに日々の出来事を綴るブログ。 最近はランニングネタもちょいちょい。


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