2017.06.25 32ndサロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.03(Start-Finish)
2017年 07月 10日
今年は激しい雨。
スタート直後は大渋滞。
今回は強い雨のため、道路の轍に水たまりができ、ランナーがそこを避けて走るため、例年よりも渋滞気味。
4km地点かな?
ランパンに挟んでいたアームカバーを落とす。
えっと、見事に水たまりにチャポン!!でビショビショ。
それだけならまだしも、気づけば落としたこのアームカバーしかない。
つまり、もう片方は既にどこかに落としていたようで…
これで防寒対策の一つを失う。
ガーン。まだ4kmなのに。
今回は写真少なめ。
なぜって、本当に雨が激しかったから。
強い雨の中、カメラを取り出して、手袋外して、撮影して、カメラしまって、手袋して、という一連の動作が面倒でね…
10km周辺の森。 撮影が面倒といえど、ココの写真は好きなので一枚。 緑の中をランナー達が疾走する姿は、雨の中でも美しい。 ●10km:ラップ(0:59:41) 通過時刻(06:01:25) まずまず。計画通りの進行。 20kmを過ぎてからかな、雨に2時間以上打たれ続けているせいか、身体が冷えてきた。 お腹を壊したようで、トイレに駆け込む。 いやー、まずいぞ、昨年同様の寒い地獄が始まる。 すんごい雨だし、寒いし、この時ちょっと辞めようかと思った。 後で他の人たちが話しているのを聞き理解したが、足が動かなくなった原因が判明。 上り坂&強い向かい風だったようで…(辛いという感情が前面に出てしまい、冷静に分析できなかったようだ…) 35kmのエイドで初の固形物。 毎度楽しみにしているアンパン。 娘も大好きなアンパンマン。俺にパワーを与えてくれる。 それから、ココのエイドも毎年素晴らしい。 雨の中、一生懸命に大きな声で応援してくれる。 本当に有り難い存在だ。 ●40km:ラップ(1:02:04) 通過時刻(09:03:01) ●42.195km:ラップ(4:15:50) 通過時刻(09:15:50) そんな中でも応援してくださる沿道のみなさんには本当に感謝デス。 毎回、元気頂いてます。 晴れていれば、後ろにWブルー(サロマ湖のブルーと空のブルー)が拡がるはずなのだが… また来年に期待。 35km-50kmの15kmは、比較的足が前に動き、気持ちよく走れた。 30km過ぎで諦めなくて良かった、と思い返す。 「諦めたら、そこで試合終了だよ」(byスラムダンク安西先生)は、やっぱり名言だな。 ●50km:スプリット(5:07:23)ラップ(0:51:33) 通過時刻(10:07:23) 昨年と比較すると、13分遅れ。 若干遅れ気味なので、54.5kmの大エイドでは休憩15分→10分に短縮。 しかし、「まだ慌てるような時間じゃない」(byスラムダンク仙道彰) という事で、降りしきる雨の中マイペースで進む。 ●60km:ラップ(1:25:51) 通過時刻(11:33:14) 61km地点で毎回家族の応援を受けるのだが、今年は一人で参加なので、素通り。 タイム節約にはなるが、やはりいる人がいないと寂しいもの。 64km地点、魔女の森。 相変わらず雨。でも、緑の中は気持ちイイ。 ●70km:ラップ(1:17:53) 通過時刻(12:51:07) 70km-80kmは毎度嫌な区間。 肉体的にも精神的にも限界を迎える区間。 特に今年は雨と風が強くて。 71-74km位の間かな?湖がすぐ脇を走り続けるんだけど、オホーツクの北風がモロで。 …寒かった、寒かった、超寒かった。 身体も疲れているので、歩きたい。 しかし、歩くと冷えて寒い。 かといって、走りだすと今度は足が痛い。 今年のサロマはなかなかストイックな場面を提供してくれる。 鬼コーチだな。 歩いている人たち、全員肩ブルブル震わせていたからねぇ。 みんな大丈夫だったのかな? 途中、救急車が2台くらい通り過ぎて行くし、あー怖いぜ。 74km地点、鶴雅リゾートの私設エイド。 こちらも毎回楽しみにしているエイド。 昨年同様、温かいそうめんとお汁粉が振る舞われていた。 温かいそうめん、本当に、心の底から美味しかった。 冷えた体に染み渡る。 マジ有難い。 この辺から各エイドで温かいお茶が用意され始めたので、毎回温かいお茶に手を伸ばす。 その結果、トイレが近くなるという結果に。 タイムロスではあるが、寒いから仕方ない。 ●80km:スプリット(9:16:49)ラップ(1:25:42)通過時刻(14:16:49) ついにワッカに到着。 湖みたいな大きな水たまりが3,4箇所あったかな。 最初は気にして端っこを走っていたけど、そしたら、泥がグニュってとこに入ってしまい、シューズが泥だらけに… 泥だらけのシューズが気持ち悪いので、その後の水たまりでは、シューズ洗いまーす的な勢いで、水たまりにむしろ積極的に侵入。 そして、そこで小刻みにシューズ振動させながら泥を落とすという高難度なテクニックを披露。 いやー、意外と綺麗に泥が落ちていて、我ながら驚愕(笑) つーか、こんな事を考えて走っている俺は余裕があるのでしょうか?? 折り返し前の大きな橋(かなりの上り坂)では、アトラクションかと思う程の強風!! さすがにみんな歩いてたね。 折り返しまでは向かい風だったけど、折り返してからは追い風に。 追い風のお陰で、走り(歩み?)もなんだか楽に。 最後のエイド、98km地点で被っていたビニール袋(ゴミ袋)を捨てる。 (ゴール写真用の準備ね) ビニール袋を脱ぐと一段と冷やっ!!として… こんなビニール袋でも、あるのとないのとでは大きな違いなんだなと実感。 99km地点、「残り1km」の表示。 ココで毎回感じる二つの感情。 一つは、辛かった道のりがもうすぐ終わるという安堵感。 もう一つは、あと少しで終わってしまうのか、というなんとも言えない切なさ。 なぜ切ないのだろう?走りながら考えてみた。 辛いんだし、寒いんだし、早く終わらせたいじゃん、楽になりたいじゃん!!と思うのが前者の安堵感。 これは至ってシンプルで分かりやすい。 後者の感情(切なさ)はどこから来るのか? 答えは、やっぱり「面白いから」なんだよね。 100kmは辛い。辛いけど、すごく面白い。 そういう感情があるから、それが終わってしまうことに、愛しさと切なさと そう思う訳っす。 最後の400m位かな? 全身青コーディネイトのおばさんから、大きな声と体全体を使った全力の応援を受ける。 実はこのおばさん、この日3回目。 (しかも毎年応援してくれている。インパクトあるのでコチラも覚えてる) 勿論、知り合いでも何でもない。 俺だけでなく、サロマを走っているランナーみんなをずっと励ましてくれている。 しかも、コースを先廻りし、日に3カ所も。 他人のためにそこまで頑張れるエネルギー、本当に尊敬します。 もうたまらず「ありがとう!!」と両手ハイタッチ。 毎度書いている気がするんだけど、ゆずの「栄光の架橋」が脳裏によぎる。 ===== もう駄目だと全てが嫌になって 逃げ出そうとした時も 想い出せば こうして沢山の支えの中で歩いてきた 悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある さあ行こう 振り返らず走りだせばいい 希望に満ちた空へ… ===== ●Finish:スプリット(12:09:47)ラップ(1:25:18)通過時刻(17:09:47) 今回で4回目の完走!!! 今年のサロマは、とにかく雨、雨、雨。 強い雨の中、よく12時間以上も身体動かせたなと自分でもビックリ。 速報によると、今年の完走率は71%とのこと。 同じく雨だった昨年の完走率が80%なので、9ポイントも違う。 昨年との違いは、強い雨と一日中の降雨(昨年は途中雨が止んだ時間もあった) そのせいか体温も冷えて寒くてリタイアという人が多かったのではないかと推測。 【自己の備忘録に】 ===== 寒さ対策に今回奏功したもの2つ。 ・ファイントラック社のパワーメッシュ →汗冷え対策効果抜群 ・手袋 →手袋は雨でビショビショだったけれど、それでも、しないよりはした方が断然温かさを感じた。 次回は、防水の手袋で走れば、なおバッチリな予感♪ ===== 昨年以上に今年のサロマは過酷だったが、それでもやっぱり参加して良かった。 一人で参加してもやっぱり良かった。 ●地元の人みんなで大会を創り上げている感じ ●同じ志を持った参加者の心意気 ●応援で支えてくれるみんなの温かさ ●支えられていると感じることができる感情 ●日常生活では味わえない、自己のリミット打破 ●そして、やっぱりゴールした時の並々ならぬ達成感!!! サロマは過酷だが、やっぱり面白い。 来年は5回目のチャレンジ。 サロマンブルーへの折り返し。 サロマンブルー目指して、今後も頑張ります!!! 横浜を中心に「いい店」、「いい風景」をご紹介! その他、徒然なるまま感性の赴くままに日々の出来事を綴るブログ。 最近はランニングネタもちょいちょい。
(残り20kmもあるとはいえ)やっぱりココまで来ると、なんだか落ち着く。心強さと寂しさを感じるのではないかと。
by LEGO-Yokohama
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