ヴァカンス2014 屋久島レポ Vol.05 【DAY3 屋久島の垂直分布】
2014年 05月 16日
この日もガイドさんをチャーター。
このトレッキングは、縄文杉ほど時間もかからないので、朝も遅めのスタート。
7:00からサンカラ(ホテル)のレストランで朝食を済ませ、7:30にガイドさんにピックアップしてもらう。
前日のガイドさんの旦那さまがこの日のガイド。
屋久島の自然に魅せられ、脱サラしてガイド業を始めたそうな。
なんだかちょっと憧れ。
サンカラから車で30分程かな?
白谷雲水峡入口に到着。
GWの飛び石の時とあってか、ガイドさん曰く今日は空いてる方とのこと。
ラッキー♪
早速トレッキング開始。
木の根の階段?
くぐります。
開始早々屋久島の美しい苔に魅了される。
屋久島には600種もの苔が群生しているのだとか。
ヒノキゴケ
ちなみに、WB(ホワイドバランス)を日陰モードにする事をこの日になって気づいた。
前日の縄文杉の時から日陰モードにすれば良かったと少々後悔。
ガイドさんから屋久島の自然について沢山教えて頂く。
花崗岩が主となって形成された屋久島。
土が少なく岩だらけの屋久島。
岩の上では植物が育たない。
けれど、屋久島は洋上のアルプス。
海に囲まれつつも2000m級の高い山があるので、海からの湿った空気が山にぶつかり、空気が上に持ち上げられる。
高度が上昇すると飽和水蒸気量が減るので、持ち上げられた空気が飽和状態になり水分(=雲)が発生する。
雲が発生すると雨が降る。
雨が降ると苔が発生する。
苔が岩の上にも発生する。
そうすると植物の種子が苔の中で育つ。
苔は水分を含みやすいので、植物にとっては極上のベッドとなる。
苔があるから、屋久島には多種多様な木々が育ち豊かな森が形成される。
屋久島は、直径30kmに満たない小さな大地の中に、海抜0m-2000mと様々な顔を持っているのが特徴。
里でハイビスカスが咲いていると思えば、山で雪が降るのが屋久島。
高度差があるために気温差があり、いわば北海道から沖縄までを網羅、言ってみれば日本の縮図なのが屋久島。
よって、この狭い島の中には、凝縮された多様な植生が見られる。
里では南国の象徴ガジュマルが育ち、九州最高峰・宮之浦岳(1935m)や永田岳山頂付近では、森林限界を超えヤクグサが現れる。
縄文杉というよりは、この植物の垂直分布こそが世界の中でも珍しく、世界自然遺産登録のキーポイントとなったらしい。
屋久杉自然館のHPにわかりやすい図があったので、拝借。
うーん、見事な着生。
ここで唐突に勝手にランキング。
白谷雲水峡で撮った俺が好きな俺の写真ベスト3(自己満全開♪)
第3位:水と森が豊かな屋久島ならではの雫ショット。
第2位:苔と沢。
脇しめて、ブレないように頑張ったよん。
栄えある第1位は…
えっと、長くなったし疲れたので、続きは次回に。引っ張ってスマソ。