2014.06.29 サロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.04(60km~80km)
2014年 07月 09日

疲労も溜まり、こちらの心拍は乱れているというのに、サロマの湖面は微動だにせず、至って冷静沈着だ。
コイツ、でけー。サロマ湖の大きさを改めて実感する。
61km地点。
昨年同様、両親と妹がココで応援してくれた。
レアな家族ショット。

俺が気にしていたの同じく、時間が遅れ気味との心配を父から受け、「ですよねー」と改めて実感する。
ちなみに、情報によると50kmに参加している妻は、既に斎藤商店(後述)を通過とのこと。
俺との距離は7km以上。こりゃ、今回は一緒のゴールはダメかなと思う。
あまり時間もないので、両親・妹との会話は早々に切り上げ再スタート。
さて、去年と同じペースで走っていては間に合わない。
しんどいが頑張って負荷かけていかないと。
8:00/kmペース以内で走れればなんとかなるかと試算。
当初の計画が崩れて、こうやって軌道修正していくのも、実は意外と楽しかったりする。
どうやって走れば攻略できるか。自分のコンディションや残りのコースを考える。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。ですな。
64km地点。魔女の森。

やっぱり、日陰は楽。
去年は、この魔女の森の写真を撮り忘れたので、今年は忘れずに撮影。
68km地点。斎藤商店。

濡れタオル、冷やしトマト、冷やしキュウリ、ブルーベリー、アイス、パン、麦茶,etc
今年もたくさん振る舞ってくれて、本当に有難い。

斎藤商店さんに感謝し、70kmを目指す。
●70km:Split(08:39:27)Lap(1:17:01)通過時刻(13:39:27)
70km-80kmは、サロマの中で俺が最も苦手とする区間。
苦手という程、対等に向き合えている訳ではなく、単純に嫌いだ。
疲労が溜まっている一方で、これといったイベントもなく、肉体的にも精神的にも相当追い詰められる区間。
太腿、ふくらはぎはパンパンでカチコチに凝り固まっている。
足首も痛みだし、足底筋もなんだか痛い。
足底筋は昔故障したので、痛みだすとなんだか怖い。
この頃になると、本当に足が前へ進まない。
自分の一歩一歩が短すぎて笑えてくる。
サロマを走った事がある村上春樹氏の言葉を借りれば、この辛さは…
緩めの肉挽き機をくぐり抜けている牛肉のような気分だ。
車のサイドブレーキをめいっぱいに引いたまま、坂道を上っているみたいだ。
目の前の1kmだけを目標に走り、71kmの看板を通過。
71kmを通過したら、次は72kmの看板を目指して走る。
とにかく目の前の1kmを超すことしか考えてなかったね。
はい次、はい次、と意識は朦朧としながら無機質に機械的に走っていたような。。
75km地点では、鶴雅リゾートが施設エイドで毎年お汁粉を出してくれるんだけど、この日の最高気温は29℃という事もあり、誰も手に取ってなかったね。
せっかく準備してくれて申し訳ないけど、あの暑さの中では、とても手に取ろうと思えなかった。
もうちょい涼しかったら、超美味いんだけね。
75kmを過ぎる。
それにしても、この70-80km区間は辛い。
身体は痛いし、タイムにも迫られてるし。
「今年はもういいんじゃね?あんま無理して走ると故障するぜ?ほら、今日暑かったし完走できなくても仕方ないよ。自分らしい走りができなかった、という事にすればいいじゃん?」
ネタじゃなくて、マジそう思うんです。
いや、でもね、ちょっと頭によぎったんだよね。
85km地点のワッカ原生花園では家族が応援で待っているはずだし、職場のみんなに「サロマ走ってきます。一日有休もらいます。」って言ったら、快く「がんばって」と送り出してくれたし、先を走っている妻もワッカで俺と会えると思っているはずだし。後ろを走っている弟も必死に頑張っているはずだし。
「ウルトラ兄弟がんばれ!!」と応援してくれた方も沢山いたし、「ブログ見てます」と声かけてくれたランナーも沢山いたし。
で、スタート地点の湧別総合体育館に掲げてあった言葉を思い出してね。
『自分のためにスタートし、誰かのためにゴールする』
勿論、自分のためにもゴールするんだけど、やっぱり待っててくれる人がいるというのは、相当に心強い。
誰かのために、の誰かってのは、実はこちらが思う程にそんなに期待している訳ではないのかもしれない。
けれど、自分がそう思える、という事が大事なんじゃないかと思うんだよね。
何アツく語ってんだ?って感じなんだけど、極限まで追い詰められるとこんな風に考えたりもする訳で。
格好つけて語れば美しいが、実際はヘロヘロで相当格好悪い走りをしている。
身体はとうに悲鳴を上げ、身体全体がまったく言う事を聞いてくれない。
俺のあらゆる筋肉たちがどこかの県議のように「もう走れないんですぅぅー、あ゛あ゛、うっ、うぇっへへぇー、んにょ゛ーー!!」と号泣している。
しかし、ウルトラ2年生LEGO議会では、そんな泣けば許してもらえる?なんて甘い考えは決して通用しないのだ(笑)
てな感じで、精神力でなんとか乗り切る。
79kmを過ぎ、左に曲がり、遂にワッカの森へ。
●80km:Split(09:57:38)Lap(1:18:11)通過時刻(14:57:38)


