村上海賊の娘
2014年 08月 01日

「のぼうの城」で一躍有名になった和田竜氏の最新作。
ここ一ヶ月~二ヶ月、通勤電車の中で読破。
埼玉・行田の忍城を舞台にした「のぼうの城」が面白かったので、同じく戦国時代が舞台のこちら「村上海賊の娘」も興味津々で買ってみた。
で、どうだったかというと…
「ちょっとダラダラと長かったかなー」
というのが正直な感想。
あと、主人公が大阪本願寺側に肩入れする場面もなぜいきなりそこまで?といまいちスッと入らなかったり。
すいません、ネガティブ意見で。
超期待していただけに、その反動なのかもしれないっす。
ま、でも、俺歴史大好きだし、戦国時代・江戸時代は特に好きだし、ってことで楽しめる部分も随所にある。
合戦シーンは、痛快でありそのイメージを膨らませ、惹きつけるものがあるね。
この辺の描写力は「のぼうの城」と同様に素晴らしい。
第一次木津川口の戦いがメインのお話。
毛利水軍vs織田水軍ね。
毛利水軍に、芸予諸島を支配していた村上水軍が加わる。
村上武吉の娘・景姫を主人公とし、それを取り巻く敵・味方のキャラ立った男たちの姿を描いている。
毛利家の支配していた中国地方は、高校の修学旅行で1回行っただけなので、今回こちらの本を読んで、だいぶ興味が湧いてきた。
「毛利の両川」、小早川・吉川についても、もっと知りたくなったな。
知将・小早川隆景は、物語の前半でその有能ぶりが描かれている。
結構ファンがいるんだよね。
最近は「戦国無双」のプレイヤブル武将にもなったし。

小早川隆景、吉川元春は、中国地方の覇者・毛利元就の息子たち。
有名な三本の矢の話の二本はこの二人のことね。
で、もう一人の息子・毛利隆元のその息子が毛利輝元。
隆元が若くに亡くなったので、毛利家当主は毛利輝元となり、叔父にあたる小早川隆景・吉川元春が輝元を支えていくわけで…
で、毛利の子孫たちはのちに長州藩主となり、長州と薩摩が明治を創っていくわけで…うーん、歴史って面白い。
織田軍の泉州侍については、(勉強不足か)全く知らなかった。
物語を読んでいくと、泉州侍にも愛着が沸く。
俺は沼間義清タイプかなー、俺とは性格が真逆な友人は真鍋七五三兵衛タイプかなーとか身近な人に重ねるのも面白い。
そして、主人公の景姫率いる村上水軍。
個人的には、父である海賊王・村上武吉をもっと描いてくれると楽しかったんだがと思ったり。
同じ職場に村上水軍の末裔だという女の子がいるので、是非、この本の話をしてみたい。
そんな感じで、この本を通じて、中国地方・瀬戸内に興味が湧いたLEGOなのでした。
しまなみ海道をチャリ縦断とかも楽しそう♪


