2018.06.24 33rdサロマ湖100kmウルトラマラソン Vol.04(80km~Finish)

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80kmを過ぎてから、突然のゲリラ豪雨。
ワッカの神様ならぬ悪魔さん。
いやー、参ったね。
雨に濡れて超寒いし。たぶん気温一桁だったと思う。
ただ、昨年の教訓を活かし、今回は防水グローブを準備していたのが功を奏した。
我ながらナイス準備!!
これなかったら、寒すぎてマジやばかったわ。
道端には低体温症でダウンしてしまった人が多数。
辛いだろうな。ココまで来て可哀想だな。。
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しかし、いつになったら青空のワッカに会えるんだろう。
2014年以降会ってない。。
来年こそは空と海の青、草原の緑、その中に点々と輝くエゾスカシユリのオレンジ。
そんなコントラストをお願いしたいもの。





85km地点で両親の応援を受ける。
こんな雨の中にありがたい。
娘は大雨が嫌だ、怖い、という事で、妻と一緒にワッカ原生花園のネイチャーセンターで待機とのこと。
ま、仕方ない。雨だし寒いしね。

ワッカの前半はいつも向かい風。
今年は雨も混じった中、特に風が強かった。
向かい風と戦いながら進んでいたのだけど、なんだかペース落ちてるな、腹減ったな、と思い、86km地点でカロリーメイトを食すため歩く。
カロリーメイトをランニング中に食べたのは初めて。
口の中がパサパサして飲み物がないと辛いかもと、これまで敬遠していたんだけど…
いざ食べたら、イイね。アリだね。味は知ってる味だし美味しいし。
これからの俺の補給食としてエントリー確定だな。

腹ごしらえをして、89kmの折り返し地点に向かう。
最後の巨大な橋が相変わらず意地悪だ。
この傾斜のある橋、いつもなら絶対歩いているんだが、今年は歩かずに進めた。
ただし、風が強い、強い、強い。
前の人のウィンドブレカーが強風でパラシュートみたいになってるし。
まるでバラエティ番組の巨大扇風機に立ち向かう芸人的な、マジでそんな構図。

●80-90km スプリット10:23:30 ラップ1:16:41 通過時刻15:23:31
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そんな強風も折り返してしまえば、追い風となりこちらの味方。
折り返してからは、追い風にプラスして先程のカロリーメイト効果も加わり、ペースアップ。
91-95kmの区間はキロ6分台で走れて、自分でも驚く。

余裕が出てきたので、エゾスカシユリを撮る。
例年に比べると、今年は少なめ。
数が少なくて、且つ大きな花もないので、なかなか納得した写真が撮れず。
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誰かのブログに、「ワッカも折り返しもうすぐゴールだというのに、アングルが気に入らないのか何回も写真撮ってる男の人がいて。。アンタ、花なんかいいから先急ぎなさいよ」といった記事を見かけたのだが、俺のことかなー、なんて思ったり(笑)

96km地点になり、表示が「のこり4km」に。
この赤い看板は、疲労困憊のウルトラランナーの気持ちを盛り上げてくれる。

98km地点、最後のエイド。
軽く麦茶を頂き、これまでのエイドのみなさんの分も含めて、「ありがとう」と感謝を伝える。

残り1km。
ウィニングロードを一歩一歩踏みしめて走る。
ゴールの常呂町スポーツセンターに近づくにつれ、会場のアナウンスの声が徐々に聞こえてくる。救いの声だ。
平昌で銅メダルを獲ったLS北見のカーリング練習ホールが見える。カー娘いるかな?
そして、ゴールに近づくにつれ沿道の人の数が指数関数的に増えていき、たくさんのエールを頂く。
「あと500!」「ナイスラン!」「がんばって!」「おかえり!」「おめでとう!」
これなんだよねー。これがイイんだよねー。
体の内側からとめどなく溢れ出てくる、充実感、幸福感。
「胸が躍る」「心が弾む」とはこういう事か。
この時の光景や感じた想いってのは、自分の中の宝物であり、これが色々な事の糧になっている。

そして、ゴール前のコーナーで、両親・妻・娘と再会。
俺の台本では、娘と手を繋いで一緒にゴールテープを切るというストーリー。
しかーし、寝起き&寒いという事で娘が不機嫌。
一緒に歩を進めながら何度かリトライも、寝起きのしかめ面は変わらず。
まぁ、いいさ。応援に来てくれただけでありがたいのだ。
ここまで来れば、なんだって許せる。
サロマを走れば悟りが開けるのだ(笑)

家族に背後から見守られ、最後は一人でFinish!!

●90-Finish スプリット11:41:13 ラップ1:17:43 通過時刻16:41:14
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やった!!完走5回目!!
そして、A目標のサブ12を達成。
暑かったり(11時20℃)、寒かったり(17時10℃)、雨に濡れたり風に吹かれたりと天候激変なレースをクリア(100km完走率は73%)

今年は、4月のGarmin×Zamst×アールビーズ主催のサロマ練習会を皮切りに、トレーニングも計画的に行い、ウルトラマラソンにおける知識も蓄えた。
特に4月~6月の3ヶ月間は、サロマファーストで地道に取り組んできた。
例年と比較すると、質と量、共に高めて準備を進めてきた。

「GRIT」という本がある。前の組織にいた時の担当役員に薦められて読んだ本。
「やり抜く」力について語った本であるが、その中の下記言葉を常々信じて取り組んできた。

==========

最高のパフォーマンスは、無数の小さなスキルや行動を積み重ねた結果として生み出される。それは本人が意識的に習得する数々のスキルや、試行錯誤するなかで見出した方法などが、周到な訓練によって叩き込まれ、習慣となり、やがて一体化したものなのだ。やっていることの一つ一つには、特別なことや超人的なところはなにもないが、それらを継続的に正しく積み重ねていくことで生じる相乗効果によって、卓越したレベルに到達できる

==========

ポイントで見れば大したことのない小さな積み重ねを地道に愚直に継続することで、自己の中のA目標であるサブ12を達成できた。

毎年、レース後半の大失速に自分でも幻滅していたがのが、今年はそれを克服できた。
"GRIT"できた、と言っていいかな。
色々な意味で良い学びとなったレース。

そして、GRITできたのも周囲の支えがあったからこそ。
全く走らないのに、なぜかサロマ情報に詳しい上司に感謝。
毎年この時期は俺がサロマ走る事を覚えていてくれて「そろそろサロマ?がんばって!!」と送り出してくれた同期や元同僚に感謝。
前々記事にも登場したアツいエールを送ってくれた小学校からの友人たちに感謝。
(彼らには刺激を与えたので、いつか一緒に走れたら嬉しい。ガキの頃、通学路を一緒に走ってた仲間と30年経ってサロマを一緒に走れたら面白い)
沿道で大きな声で応援してくれた地元のみなさんに感謝。
エイドで一生懸命に飲料や食べ物を渡してくれた地元中高生はじめ大会関係者に感謝。

それから、家族に感謝。
北の最果てまで応援に来て、レース当日は送迎までしてくれる両親に感謝。
サロマファーストを尊重し、トレーニングの間からレース当日まで、娘の面倒を見てくれた妻に感謝。
よく分からないまま引っ張り出されながらも、笑顔で父を応援してくれた娘に感謝。

やはり、サロマは俺にとって特別な場所。

レース当日を迎えるまでの入念な準備と調整、
レース当日の一日で100km走る・12時間近く身体を動かし続ける、という非日常体験
それらを支えてくれる周囲のサポート、
こういった多大なる工数や想い、多くの人との関わりがある分、感動と感激も特大級である。
やはり、苦労あってこその喜びなのかもしれない。

最後に、昨年の完走記でも記したことを改めて。
サロマのイイところは下記なんだな。
●地元の人みんなで大会を創り上げている感じ
●同じ志を持った参加者の心意気
●応援で支えてくれるみんなの温かさ
●支えられていると感じる事が出来る自己のリセットされた感情
●日常生活では味わえない、己のリミット打破
●そして、やっぱりゴール時の並々ならぬ達成感!!

サロマは過酷だが、やっぱり面白い。
今年の完走でサロマンブルーへの折り返しを通過。
サロマ100kmで言えば、54.5kmの大エイド(グランディア)くらいかな。
娘にも「サロマ」というキーワードをインプットできた(笑)
本番はここから。
来年は6回目のチャレンジ。
サロマンブルー目指して、今後も頑張ります!!!
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※ガーミンの計測では、54.5kmの大エイドと60.5kmの家族応援での時間をストップ。加えて、ゴール後にストップ押すの忘れて、6~7分放置…の値
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by LEGO-Yokohama | 2018-07-12 04:10 | いいSAROMA | Comments(0)

横浜を中心に「いい店」、「いい風景」をご紹介! その他、徒然なるまま感性の赴くままに日々の出来事を綴るブログ。 最近はランニングネタもちょいちょい。


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