サロマ湖100kmウルトラマラソン、自分の中でステージを3つに分けて計画を立てた。
ステージ1(Start~60km)
ステージ2(60km~80km)
ステージ3(80km~Finish)
ステージ1については前記事の通り。
概ね計画通り。
60kmの通過時刻で1:45の貯金。
しかし、脚が上がらなくなってきたのが懸念材料。
今回はステージ2のお話。
貯金が少なくなってきているため、ある戦略を実行。
その戦略とは、写真撮影を絞る!!
なんだかんだ写真一枚撮る度に30秒くらいロスしていると思うので、枚数を厳選することに。
60km過ぎてから、湖畔沿いを走る。
久しぶりの晴れたサロマ湖は雄大で美しかった。
写真撮ろうかな、と思ったが、上記戦略実行のため封印…
あれ?柴又ではタイムに急かされて楽しめなかったから、サロマでは楽しむんじゃなかったっけ?
と自問自答。
一方で、今回はA目標が狙えるギリギリの位置にいる。
でも、A目標(サブ11)を諦めて、B目標(自己ベスト更新)に切り替えれば、かなりの余裕が生まれる。
心の中で葛藤(A目標の神とB目標の神が問いかけてくる)
*B目標の神
「せっかくのサロマ、しかも久々の晴れのサロマ。写真撮らないのは勿体ないだろう?お前写真撮るの好きなんだろ?それにA目標じゃなくたって、自己ベスト更新できたら凄い事じゃん。十分頑張ったって言えるよ。みんなも褒めてくれるよ。サロマは遠足、楽しむんだろう?タイムに急かされるなんてセコイな。もっと大きく構えろよ。サロマは一年に一回しかないんだぞ」
*A目標の神
「せっかくのサロマ、頑張ればA目標のサブ11、10時間台が狙えるのにココで諦めちゃうのかよ。例年と比較して、今年は現地応援団がいないのは寂しい。しかし、その分タイムロスの機会も少ない。前向きに捉えれば、現地応援がない孤高の今年こそ、A目標を狙える最大のチャンスではないか。フィニッシャーズTシャツに10時間台の"10"って刻みたいんだろ?諦めるのは簡単だ。身体的にキツくなってきているのは事実だが、現時点では計画値より貯金があるんだ。つまりA目標掴んでいるのに、それ、自ら手放しちゃうのかよ。タイムに捕らわれることは別にセコくないし、走っているなら当たり前だろ。サロマは一年に一回しかないんだぞ」
やっぱり、こんな時はスラムダンクの安西先生だよね。
「三井くん、諦めたらそこで試合終了だよ」
という訳で、ココから意地でもA目標狙うモードに自己を鼓舞。
「ひとまず今年は頑張って、来年以降は写真とお喋り楽しもう」ってことで自分を納得させる。
64km地点 魔女の森でも最低限の一枚(この写真は好きなので)
久々の日陰が最高に気持ち良かった。
途中、森の中にいる魔女軍団と写真撮りたい、とも思ったけど、スイマセン、タイム優先。
68km地点 私設エイド 齋藤商店
濡れタオルが最高に気持ち良かった。
手元のガーミンでは5km毎のラップを取って走行。60-65kmのラップも落ちていたので、ココでの休憩は早々に切り上げて進む。うーん、残念!!
これまで撮影してきた*km表示前の写真も封印…
●70km:通過時刻12:27:46(+2:44) ペース6:39/km
写真封印のお陰で若干の貯金ができたが、それでもペースは明らかに前半より落ちていて苦しい。
74km地点 鶴雅リゾート前では恒例のそうめんを食す。美味しかった。けど、先を急ぐ。
補給食に関しては今回十分に持ってきたので、走りながら食べる事が結構できてね。
エイドで止まらないで済むってのは、タイム削減に繋がるんだなーと実感。
キロ6分台で刻んでいても、エイドに寄ると、その1kmに関しては、確実にキロ8分台になるんでね。
(特に疲れているこの区間では、一度脚を止めてしまうと、元のペースに戻るまでに時間を要する)
この区間、本当に写真が一枚もない。マジで余裕なし。
気合入れて走っているつもりなんだが、ペースが上がらない。
70-80kmのこの区間とはどうも相性が悪い。
●80km:通過時刻13:37:55(+0:05) ペース7:00/km
なぬっ!!貯金が僅か5秒。
写真撮ってたら、確実に計画値を下回っていたね。
ペース落ちているし、焦る、焦る。
続きは次回へ。
※7/10追記
大会公式のランフォトから写真DLできた!!
60km地点の美しいサロマ湖畔沿いでの写真…神は見捨てていなかった。